夏休みに入り1ヶ月が経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
みんな1ヶ月の間に大きくなったことでしょう!
暑かった夏もここ数日は雨も降り涼しくなって過ごしやすくなりましたね。

へいわ幼稚園のブログもパソコンの不具合により、ずっと更新できず申し訳ありません。
現在も不具合は続き、他のパソコンからの書き込みです。

この夏は2回ほど被災地に行ってきました。
震災直後から比べると、少しずつ復興作業は進んでいるとはいえまだまだ手つかずの場所も多く、津波のつめ跡の凄まじさは消えず被災された方の心の傷も癒えていない状況です。

7月末には保護者の皆さんやのぞみ幼稚園の先生方と気仙沼市の本吉地区ボランティアセンターへ行ってきました。

ガレキの撤去や個人宅の掃除などを想定して現地へ向かいましたが頼まれた作業は、花をプランターに植え替えて、仮設住宅へお届けすることでした。

プランターにはメッセージも書き込み、体も使いつつ頭で考えて想いを馳せる時間や被災された方に直接お話する機会が与えられ、思いがけないボランティアとなりました。

車中泊での弾丸ボランティアに参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
また8月9日~11日にはへいわ幼稚園の先生方と気仙沼市立内の脇保育所へ行き保育のお手伝いをしてきました。

内の脇保育所↓

高台にあり建物に被害はありませんでしたが、高台のすぐ下は津波で多くの被害が出ていました。

保育所では子どもたちや祖父母の皆さん小学生が集まり夏祭りの行事が行われました。
(3月11日以来、初めての行事だそうです。)
その中でへいわ幼稚園の先生方でホールに特設ステージを作り、お魚がみんなで力を合わせる「スイミー」のお話をペープサートで上演しました。
集まった皆さんも喜んで見てくださり、たくさんの方と交流できる楽しい一時を過ごすことができました。
お魚の町、漁業の町の気仙沼が一日も早く復興することを祈ります。
また皆さまから寄せられました寄付金でお贈りした扇風機5台も活躍していました。

その後、岩手県陸前高田市のボランティアセンターに行き、田んぼの草刈り・ゴミ拾いも行いました。

道中の南三陸町の防災庁舎跡↓

陸前高田市、南三陸町ともに津波で町全体は壊滅的でした。(その他の地域もですが・・)

私たちにできることは本当にわずかですが、たくさんの人の想いが集まることが今は一番大切ということも肌で感じました。
まだまだ復興には時間がかかるので、これからも被災地の方々のことを覚えて、いろいろな形で支援し続けていきたいですね。
それでは今週の夏期保育で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

by 副園長